今回は若者の薄毛問題について書いていきます。
少し前まで薄毛といえば中年以降の男性のイメージがありました。しかし最近では、10代や20代でも薄毛や育毛に悩みを抱えている人が増えているようです。
SNSなどで目にする薄毛関連の広告にも若い人がモデルとして登場していることが多いことから、若者の薄毛や育毛への注目度が高いことが分かります。
そこで本記事では、現代の若者が薄毛や育毛に悩みを抱える原因や、若いうちからできる薄毛対策や育毛ケアを考えてみたいと思います。
若者が抱える薄毛や育毛の悩みの原因を知り、正しい薄毛対策・育毛ケアが分かる!
現代の若者が抱える薄毛・育毛の悩み、その原因とは?
現代の若者が薄毛や育毛に対して悩む原因は、大きく分けて次の3つが考えられます。
- 整髪料やパーマ、カラーリングなどの外的要因
- 偏った食生活や嗜好品の摂取、生活習慣の乱れといった内的要因
- ストレスといった精神的要因
それぞれ少し詳しく見てみます。
整髪料やパーマ、カラーリングなどの「外的要因」
外的要因とは、主に環境や外部からの刺激が原因で髪や頭皮に影響を与えるものを指します。
整髪料:ヘアスプレー、ジェル、ワックスなどの整髪料は、髪や頭皮に負担をかけることがあります。特に長期間使用すると、毛穴の詰まりや頭皮のトラブルを引き起こすことがあります。
パーマ、カラーリング:頻繁なパーマやカラーリングは、化学薬品による髪のダメージや頭皮への負担が大きくなります。これが抜け毛や薄毛の原因となることがあります。
紫外線:長時間にわたって紫外線を浴び続けると、髪や頭皮にダメージを与えます。特に夏場は、日焼けによる乾燥や炎症が髪の健康に悪影響を及ぼします。
大気汚染:交通量の多い地域や工業地帯では、大気中の汚染物質が頭皮に付着し、毛穴の詰まりや炎症を引き起こすことがあります。
偏った食生活や嗜好品の摂取、生活習慣の乱れといった「内的要因」
内的要因とは、体の内側から髪や頭皮に影響を与えるものを指します。
食生活の乱れ:偏った食事や栄養不足は、髪の成長に必要な栄養素が十分に供給されない原因となります。特に、ビタミンやミネラルが不足すると、髪の健康に影響を及ぼします。
ホルモンバランスの乱れ:ストレスや生活習慣の乱れ、過度なダイエットなどが原因でホルモンバランスが崩れることがあります。これにより、髪の成長周期が乱れ、抜け毛が増えることがあります。
遺伝:家族に薄毛の人がいる場合、同じような脱毛症状が現れることがあります。遺伝的要因は避けられませんが、適切な対策をとることで進行を遅らせることが可能です。
慢性疾患:甲状腺疾患や貧血などの慢性疾患は、髪の健康に影響を与えることがあります。これらの疾患は適切な医療処置を受けることで、髪の健康を保つことができます。
薬物の副作用:一部の薬物は、髪の成長を妨げる副作用を持つことがあります。医師と相談し、適切な対策を講じることが重要です。
ストレスに代表される「精神的要因」
精神的要因とは、心や感情が髪や頭皮に影響を与えるものを指します。
ストレス:過度なストレスは、血管を収縮させて頭皮の血行を悪化させることがあり、これが毛根に十分な栄養を供給できなくなる原因となります。また、ストレスはホルモンバランスを乱し、脱毛を引き起こす場合があります。
精神的な疲労や不安:長期間の精神的な負担や不安感も、体全体の健康に影響を及ぼし、髪の健康を損なう可能性があります。
自己評価の低下:薄毛に対する自己意識や外見に関するプレッシャーが、さらなる心理的負担を生むことがあります。これが悪循環を引き起こす要因になることもあります。
生活習慣への影響:精神的な不調が続くと、睡眠不足や食生活の乱れ、運動不足などにつながり、それが薄毛の進行を助長する場合があります。
このように若者が薄毛や育毛に様々な原因が考えられます。
若いうちから始める、薄毛対策と育毛ケア
原因が分かったところで、次は対策を考えてみましょう。
外的要因、内的要因、精神的要因について、それぞれ対策を挙げていきます。
外的要因対策:頭皮への刺激や負担を減らす
①ヘアスタイルの見直し
過度なブリーチやカラーリングは、髪や頭皮を傷つける可能性があるため、頻度を抑えたり、低刺激な製品を選ぶことを心掛けましょう。また、ヘアカラーではなくヘアマニキュアを使ってみるという手もあります。
②紫外線対策
頭皮も肌と同じように紫外線の影響を受けます。外出時にはキャップをかぶったり、日傘を使用したりして頭皮を守りましょう。頭皮や髪用の日焼け止めスプレーも有効です。
③毎日の頭皮ケア
頭皮を清潔に保つために、適切なシャンプーを使って毎日洗髪しましょう。ただし、洗いすぎは必要な皮脂を奪う可能性があるため注意が必要です。シャンプー後に十分にすすぎ、頭皮に洗剤が残らないようにしてください。頭皮や髪に有害な空気中の汚染物質にさらされるのを減らすため、帰宅後には髪を軽くすすぐこともおすすめです。
内的要因対策:内側から身体全体を整える
①バランスの良い食事
髪に必要な栄養素を十分に摂取するため、いろいろな食材をバランス良く摂取しましょう。おススメの食材は次の通りです。以下を意識した食事を心がけましょう。
- タンパク質(卵、豆類、魚)
- 鉄分(ほうれん草、レバー)
- ビタミンB群(鶏肉、ナッツ類)
- 亜鉛(牡蠣、カボチャの種)
②生活習慣の改善
早寝早起きをする、バランスの良い食事を摂る、適度な運動をする、など健康的な生活を心掛けましょう。睡眠をしっかりとり、体の回復力を高めましょう。適度な運動で血行を促進して、頭皮にしっかり栄養を届けます。ヨガやウォーキングなども効果的です。
また、疾患が原因の可能性がある場合、医師に相談して根本的な問題を解決する必要があります。定期的に健康診断を受けるなど、自身の健康状態にも気をつけましょう。
③早期のAGA対策
健康状態に大きな問題がなく、外的要因、精神的要因の対策もバッチリ。それでも薄毛が気になりだしたら、AGA(男性型脱毛症)を疑ってみてもよいかもしれません。AGAは年齢関係なく発症する為、安易に若いから大丈夫と考えるのは危険です。自分で判断せず、専門の先生に相談することが大切です。
AGAについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
それから私が利用しているオンラインクリニックはこちらの記事で紹介しています。
私は30代になって、薄毛が進行してからAGA治療を始めましたが、満足いく効果を実感しています。薄毛や育毛に悩みがある方はぜひ一度相談してみてください。
精神的要因対策:心と身体をリフレッシュする
①ストレス管理
ヨガ、瞑想、呼吸法などを行うことで心をリラックスさせましょう。また、趣味や娯楽など自分が楽しいと思える活動をすることで、ストレスを軽減できます。仕事やプライベートでもストレスが多い現代ですから、自分の時間を作ってリフレッシュすることが大切です。
②相談相手を見つける
何事においても一人で悩むのは辛いです。そんな時は思い切って誰かに相談してみましょう。家族や友人に悩みを打ち明けることで精神的に楽になれるかもしれません。また、必要であれば、カウンセラーや精神科医など専門家の助けを借りるのも一つの手です。
③自己肯定感の向上
自分の良い面に目を向け、ポジティブな考え方を持つ努力をしてみましょう。自分が「できていること」「頑張っていること」を意識する習慣を持つと、自己評価が高まります。
要因別に対策をまとめてみました。すぐに実践できるものもあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
若者の薄毛や育毛の原因と対策
今回は若者が抱える薄毛や育毛の悩みの原因と対策について書きました。
簡単にまとめると次のようになります。
外的要因
・環境や外部からの刺激が原因で髪や頭皮に影響を与えるもの
⇒頭皮への刺激や負担を減らす
内的要因
・体の内側から髪や頭皮に影響を与えるもの
⇒内側から身体全体を整える
精神的要因
・心や感情が髪や頭皮に影響を与えるもの
⇒心と身体をリフレッシュする
冒頭でも書きましたが、最近は若い人でも薄毛や育毛に悩んでいたり、関心がある人が多いようです。
ぜひこの記事を参考に薄毛や育毛の悩みを解消していきましょう。
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